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築16年になるお住まいにて、ベランダのFRP防水工事の依頼を頂きました。工事に先立って既存のFRPの劣化状態を確認していきます。一般的にベランダのFRP防水の施工は天日のさらされている状態のベランダで10年を目途に施工した方が良いと言われています。FRP素材はグラスファイバーメッシュを貼り付けて防水材を塗りこんで仕上げていきます。新築後のFRPの表面コーティングについては紫外線や冬期間の雪の影響によって少しずつ劣化していきます。この状態が進行していくと床の下地材に雨水が浸透していくことがあり、雨漏りや腐食の原因になっていきます。
今回のベランダについては、基本的に雨に当たりにくいインナーバルコニー構造になっており、紫外線による劣化は少ないように感じられます。表面についても、割れや剝れが出ているヶ所も見受けられず現状でもまだ耐久性はありそうな感じですが、外壁とのつながる部分のコーキングが不足している点が多く見受けられました。今回は、現状のFRPにグラスファイバーメッシュを敷きこんで仕上げていきますので、合わせて外壁材の隙間部分についてはコーキング処理を施していきます。どうしても雪国のため凍結する可能性がある部分でもございますので早め早めの対応が家そのものを長持ちさせてくれます。